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いえづくり体験記③ 住宅会社(ヨシオさんの場合)
こんにちは。
啓介店長の友人で、
岡山県内でものづくり企業で仕事をしているヨシオといいます。
私自身のいえづくり体験の続編です。
私は当初工務店で家を建てたかったのですが、
購入した土地に大手ハウスメーカーの建築条件が付いていました。
最初に話をさせて頂いたA社さんの営業さんは
知識・経験が素晴らしく、家づくりが大好きといった方で、
私が家を建てたいと思わせてくれた本当に素晴らしい営業マンさんでした。ただA社は大手ハウスメーカーの中でも自由度が高い分、
メーカー選定期限までに納得のいく設計が煮詰まりませんでした。
B社にも設計を出していただいたのですが私の反応から(?)
営業マンさんが私たちにあまり響いていないようだと感じ、
再設計させてほしいと担当設計士も変更されました。
そして出し直して頂いた間取りプランが非常に素晴らしく、
2週間図面を眺めても間取りを変更する要素が
まったくないといった完成度でした。
「腕のよい設計士は規格を無視する」という格言があるそうですが、
細かいところまで図面を見ていくと大手ハウスメーカー規格を
ギリギリまで無視した設計になっており、格言通りを実感した次第です。
最終的にB社にお願いすることになり家を建てましたが、
生活動線・デザイン・クオリティすべてにおいて満足しています。
建築中にも気になった点はきちんと写真に撮り、
懸念事項や変更要望をすぐに・正確に伝えることで気持ちよく対応していただきました。
ただ、お値段はやはり高かった!(笑)
けれど、納得のできになっていますのでこのために
お金を払ったのだと思えれば逆に満足ポイントかもしれません。
ちなみに坪単価で比較する方は多いですが、
メーカーごとの坪単価はどこまでのものを含んだ坪単価なのかが
明確ではないためあまりあてにならないのが実態かと思います。
(もちろん価格も大切ですが)
あまり価格だけに囚われずに、このプランなら
この価格を払ってもいいなと思えるかどうかを重視してください。
住宅メーカーごとにプランはまったく違いますので、
価格だけの評価は本当に意味がないと思います。
価格の高い安いだけで選んでいたら
この家には出会っていないかもしれません。家を設計する上で注意したいことは、
設計士や営業マンさんが建てた家に住むわけではないため、
自分たちの生活スタイルをしっかりとリアルに想像し、
生活動線を意識した設計にしてもらえるよう、
具体的に要望を伝えるといいと思います。
私は要望をリスト化して紙で伝えたり、
図や写真でイメージを具体的に伝えることを意識しましたが
非常に有効だったと感じています。
生活動線や収納についてもとにかく具体的に想像してみましょう。
・どこで洗濯を干してどこにしまうのか
・脱ぐ場所・洗う場所・干す場所、しまう場所は近いか
・どこで着替えをするのか
・温度差がある場所で着替えるようなことになっていないか
(空調が普段きいていない場所で着替えることになっているとストレスMAXです!)・食器はどこにしまうのか。食洗器から離れていないか
・収納用途と位置・容量
・何をどこにしまうのか、収納の量や深さ
・コンセントの位置
・どんな電化製品をどこにおくのか、必要な数、使い方
などなど
これらは生活動線を考える上で大変重要です。
どんなにオシャレでも生活動線を考慮できていないと
実際生活しているとストレスの原因になります。
これらの要望をしっかりと伝え、
設計に反映してくれる会社を選ぶとよいでしょう。
(藤原)