blog
いえづくり体験記② 住宅ローン(ヨシオさんの場合)
こんにちは。
啓介店長の友人で、岡山県内でものづくり企業で仕事をしているヨシオといいます。前回の寄稿から少し時間が空いてしまいましたが、続編です。
「住宅ローン」と「家の建て時」、「ハウスメーカー選びのポイント」、
最後に私自身の「家づくりの体験記」についてお話してみようと思います。
<住宅ローン>
金融的な観点から見ると住宅を建てるもしくは買う場合、
30~40歳が一般的な方のタイムリミットになってきます。
通常、住宅ローンを組む場合25年~最大35年
(最近では40年越えのプランもあるようですが)
返済という返済期間を選択する方が多いと思います。
退職金に手を付けず、現役で働いている65歳までで完済しようと思うと、
やはり30~40歳で家を買うという選択になってくると思います。
45歳~50歳で家を建てると、返済期間から考えると金額が大きくなるため
退職金を当てにした返済などになることもあり、
老後の資金計画などを考えても苦しくなってしまいますし、
苦労して建てた家に住める期間も短くなっちゃいますよね!
一般的に住宅ローンは年収の25%までが上限と言われており、
夫婦共働きのフル収入を合算したペアローンも可能です。
変化の大きな現代において、
上限めいっぱいでの予算設定は避けた方がよいと考えています。
仮に夫婦どちらかが働けないもしくは大きく収入が落ちるといった状況に陥った場合でも無理なく返済できるよう少し余裕を持った返済比率(年収の15~20%)で検討をしたほうがいいと考えました。
私の場合は妻の年収をあてにせず、
自分の年収の15%程度で返済が収まるような水準を予算に設定しました。
住宅ローンを組むにあたっても現在は金利が大変低く
変動金利であれば2022年2月現在で0.4%前後の金利で組める時代です。
(様々な補償をつけて0.6%代も可能です)。
固定金利か変動金利かで悩む方は多いかと思いますが、
現在の日本経済の経済成長率や赤字国債発行額を見るに、
日本国内事情だけを見れば大きな金利上昇は難しいことが想定されます。
仮に変動金利が1~2%を超えるような状況になってきたら、
安い金利で温存した貯蓄や資産運用益から繰り上げ返済を検討して
ローン元本を圧縮するなどの手を打とうと思います。
例えば10~20年後急激に金利が上がったとしても、
その時までに元本が減っていれば、金利の上昇による影響は少ないです。
(※2022年5月現在、世界的に金利上昇が懸念されている中ではありますが
日銀は政策金利は据え置く方針を堅持し、固定金利に影響を与える日本国債利回りについても現状の0.25%を維持する方針を表明しており、いつ上昇に転じるかはまだ分かりません)
個人的には現実的な観点から見ると、
日本の経済成長期待から見て短期金利が2%を超える水準に上昇するシナリオは
まだ無理があるように感じています。
(※あくまで主観的な意見です)
上記を踏まえ、いかに元本が多い時期の金利を
安く済ませるかが大事という観点で、私は
“元利均等返済”
の
“変動金利”
の
35年返済(ボーナス払い無し)
を選択しました。
ボーナスは浮き沈みがある報酬ですので返済に組み込みませんでした。
私の場合、完済が75歳になってしまいますが、金利が上昇しだしたり
住宅ローン控除が終わるタイミングで繰り上げ返済なりをして、
65歳で完済できるように調整していこうかなと今から考えています。
また、ひと昔前の金利が高い時代では、
頭金は多ければ多い方がよいというのが常識でしたが、
現在のように住宅ローン金利が1%を切るような安い時代においては、
頭金を入れずその分を資産運用に回した方がよいと考えます。
※比較的安全な世界株式やリートで3~4%利回りの投資商品は豊富にあり、
世界の成長市場に長期でお金を預けることでリターンを得られる可能性もあります。
例えば、アメリカS&P500株式指数はこの10年で250%、
インドSENSEX株式指数は300%成長しているというデータもあります。
金融資産の運用などはまた別の機会に。
(藤原)