家づくり体験記　ヨシオさんの場合①

お客様から家づくり体験記を募集しています。

今回は岡山市でおうちを建てられたヨシオさんから。

はじめまして。

 

岡山県内でものづくり企業で仕事をしているヨシオといいます。

 

 

２０２１年4月に家を建てようと思い立ち、ご縁もあって大和ハウスさんで建てることになったのですが、私なりに家についてがんばって勉強しました。

もうハゲそうなくらい。この1年で白髪は確実に増えました（笑）

 

ハウスメーカー各社の見積を見て気が遠くなり、住宅ローンで悩み、メーカーごとの提案検討と断るしんどさで胃が痛くなり、家の間取りと仕様で頭が痛くなり、内装とデザインで眠れない日をすごし、すべてを乗り越えて建築スタート！・・・

やっと穏やかに寝れると思いきや、建築中の家を見に行くたびに、

 

「あれ・・・ここはこんな感じだっけ？思ってたのと違う・・・」

 

からのハウスメーカーとの再打合せ・・・etc

 

 

毎日午前3時4時まで嫁さんとあーだこーだと議論の日々。

一軒一軒、みんなこんな苦労して家建ててるのかと思うとほんとにウンザリ・・・じゃない、感心する日々。

 

 

でも苦労した分、日々家ができていく様を見るのは本当に楽しく、また家を建てて頂いている職人の皆さん、設計からデザインまで様々なわがままにお付き合い頂いたハウスメーカーの皆様には感謝しかありません。

ほんとに家ってたくさんの人の思いと労力が関わってできていくんだなと、感動します。

 

今回ご縁あってオファーをいただき、お粗末ながら自分なりに家を建てるという経験をまとめて寄稿させて頂くことになりました。

しばしお付き合いよろしくお願い致します。

 

家って何だろう

 

 

さて、家づくりについて何から書こうかと悩んだのですが、まずは自分にとって家ってなんだろうというところから考えました。

 

皆さんにとって”家”とはどんな存在でしょうか？

 

　家族とすごす大切な場所

　寝起きする場所

　プライベートで誰にも気を遣わない場所

 

人それぞれの考え方があると思います。

 

今回家を建てる決心をするまで、私自身あまり”家”について深く考えてきませんでした。

 

効率的に生活ができ、快適でコスパがいいならどこでもいいかな、程度でしょうか。

 

 

一つ意識していたことは、家を建てるなら家族構成がある程度固まってからと決めていました。

 

それまでは賃貸なり手離れのよいマンションなりがベストだと考えていました。

 

私の場合は、家族構成が固まるまでの30歳までは資産性の高い駅近の新築分譲マンションを選択し、結果的にこれは大正解でした。

 

マンションはコンパクトかつ便利な生活を目指すならベストな選択だと思いますし、立地にもよりますが築10年前後は資産価値が下がりにくく、リセールバリューが付きやすいです。

 

40歳になり考えが変化した

 

 

話が少し逸れましたが、私は40歳を超えて家というものに求めるものが少し変化してきました。「コンパクトで便利な生活の場所」から、自分が生活する上で「トキメク」空間であり、「家族が帰ってくる」場所であってほしいと思うようになりました。

マンションという居住環境は確かに便利ではありますが、長い目で見たときに毎年の節目で子供たちや孫が帰ってきて泊っていくようなビジョンが想像できませんでした。

そういう意味で、そろそろ1戸建てに住み替えていきたいと思うようになりました。

 

また、一度の人生において、自分や家族が生活する家というものを自分達で考え、デザインするという経験もしてみたいとも考えるようになりました。

家を建てるにあたっては、”今”だけではなく10年後～20年後、場合によっては30年後の生活を想像したりします。

 

ただし、あまり先を考えすぎて、

 

介護が必要なレベルになったら・・・

階段が上がれなくなったら・・・

 

など、最悪の事態を今から考えない方がよいかもしれません。

そんな状況になったら、1階だけで生活できるようにリフォームしたり、家を売って安い平屋や安い中古マンションに引っ越すなど、選択肢は沢山あると思います。

 

家のデザインは人生デザイン

 

もちろん先のことは誰にも分からないですし不測の事態も起こると思いますが、その時その時で自分の未来を思い描くということは、大切なことのように思います。

こんな環境でこんな生活がしたい、こんな自分になりたいと具体的に思い描くことは、仕事をする上でも、生活をする上でのモチベーション向上の大きな要素になります。

 

言うなれば、

「家のデザインは人生のデザイン！」

と、いったところでしょうか。私自身、戸建てを建てはじめてから、もうすぐ引っ越すのにどんどんマンションの家がきれいに維持できるようになり、快適になってしまい、手放すのが勿体ないと思うようになってしまいました（笑）

 

金銭的な視点で見る

 

 

また、金融的な観点から見ると住宅を建てるもしくは買う場合、30～40歳が一般的な方のタイムリミットになってきます。

通常、住宅ローンを組む場合25年～最大35年返済という返済期間を選択する方が多いと思います。

 

退職金に手を付けず、現役で働いている65歳までで完済しようと思うと、やはり30～40歳で家を買うという選択になってくると思います。

45歳～50歳で家を建てると、

 

・返済期間・金額も厳しくなる、

・退職金を当てにした返済は老後の資金計画が苦しくなる、

・苦労して建てた家に住める期間も短くなる、

 

などがあると思います。

 

さて、今回のお話はこのあたりで！

 

次回は私なりの住宅ローンの考え方、土地やハウスメーカーの選びの苦悩（笑）などについてお話していければと思います。